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グループ版とエンタープライズ版の違い

Creative Cloudには組織を支援するための法人向け製品が2種類あります。

Creative Cloudグループ版

デザイン、写真、ビデオ、web制作に対応した世界最高峰のクリエイティブアプリに加えて、Creative Cloudライブラリ、ライセンス管理を容易にするAdmin Console、テクニカルサポート、エキスパートとの1対1サポートセッション、1TBのストレージをご利用いただけます。

Creative Cloudエンタープライズ版

Creative Cloudグループ版のすべての機能に加えて、クラウドサービスへのカスタマイズ可能なアクセス、シングルサインオン、高度なユーザー管理、共有制限、エンタープライズグレードのサポートが含まれます。

セキュリティ

  • 転送中のアセットの暗号化
  • 暗号化して保管されるマルチテナントストレージ
  • Business IDによるユーザー認証
  • 管理者が操作するアセット共有オプション

CCグループ版のセキュリティ機能+以下の独自機能:

  • Uユーザー認証/SSO - Federated IDでは、シングルサインオン(Oktaなど)により、Creative Cloudアプリへの安全なアクセスを確保し、知的財産を保護します。
  • 高度なユーザー管理 - 追加および削除されたライセンスをアクティブディレクトリと同期させ、新入社員の設定を簡素化し、従業員の退職時にはアクセスを削除します(Azure、Google)。
  • コンテンツログ - 企業が所有するアセットのユーザーによる利用状況をレポートで確認することで、ビジネスニーズに合った使い方ができます。
  • 専用の暗号化キー - 知的財産とクリエイティブコンテンツは、伝送中および保管中ともに暗号化されます。さらにセキュリティを高めるために、組織専用の暗号化キーを設定することもできます。

デプロイメントと管理

WebベースのAdmin Consoleの機能:

  • ユーザーへのライセンスの割り当てと再割り当てが簡単にできる
  • IT管理者によるデプロイメント環境の一元管理
  • すべてのCreative CloudとAcrobat DCのライセンスを一元管理

CCグループ版の管理機能+以下の独自機能:

  • ユーザーグループのカスタマイズ - コストセンター、場所、または製品の割り当てにもとづいてユーザーグループを作成し、権限を共有することで、管理とチャージバックを簡素化します。
  • 複数の管理者権限 - 以下のような管理者権限を割り当てて、ライセンス管理を委任できます。
    • システム管理者
    • 製品管理者
    • デプロイメント管理者
    • サポート担当者
  • サービスのアクセス権限 - サービスへのアクセスを個人およびグループ単位で管理。

共同作業の管理   

  • カラー、画像などをチーム間で共有できる、Creative Cloudライブラリ
  • ユーザー1人あたり1TBのストレージ
  • Microsoft Teams、Slack、その他のビジネスツールとの連携

CCグループ版の共同作業機能+以下の独自機能:

  • 高度なアセット制御 - ユーザーの共有制限(公開リンクなし、権限を与えられたドメインに限定など)およびアクセスリクエストの制御。
  • CCエンタープライズ版無償メンバーシップ - 従業員はブランド承認されたアセットにアクセスし、組織のIDを使用して安全にデザインチームと共同作業できます。
  • エンタープライズワークフローの統合 - Adobe Asset Linkにより、Adobe Experience Manager Assets(DAM)とCreative Cloudツールを接続すれば、InDesign、XD、Photoshop、Illustratorから直接アセットをアップロード、ドラッグ&ドロップし、簡単に共同作業できます。
サポート
  • 専用電話窓口による高度なテクニカルサポート、電子メール、チャット、フォーラム
  • 1対1の電話およびweb会議エキスパートサービスセッション(1ユーザーにつき2回、コンプリートプランのみ)
  • ライブチャットとフォーラム
  • Creative Cloudツールの習得に役立つ数千ものステップバイステップ式ガイドとビデオにアクセス

CCグループ版のサポートに加え、次のサポートを優先的に利用可能:

  • エンタープライズレベルのサポート - 専用電話窓口による優先的なテクニカルサポート、個別のオリエンテーションコール、Adobe Admin Consoleでのサポートの申し込みと状況確認
  • ユーザー1人あたり無制限のエキスパートサービスセッション - クリエイティブスタッフ向け1対1の電話セッションを回数に制限なく利用可能。アドビ製品のエキスパートが、ワークフローの問題解決や新機能の使い方をアドバイス(コンプリートプランのみ)
  • 導入支援専任スタッフ - CCエンタープライズ版のお客様にはアドビの導入支援専任スタッフがスムーズなデプロイメントをお手伝いし、ソフトウェアライセンスの追加と削除の管理方法についてアドバイス


Creative Cloudエンタープライズ版を提案するタイミング

Creative Cloudエンタープライズ版は大規模組織向けですが、VIPで提供されるCreative Cloudエンタープライズ版は中小規模の組織にも有効にご利用いただけます。以下のいずれかに該当する場合は、Creative Cloudエンタープライズ版を提案してください。

複数のチーム

Creative Cloudライセンス(Acrobatを含む)の利用が複数のチームや部門にまたがる。

対象顧客:大規模企業(従業員1,000人以上)、金融機関

複数の場所

Creative Cloudライセンスの利用が複数の場所やコストセンターにまたがる。

対象顧客:大規模企業(従業員1,000人以上)、製造業、加工業

規制の厳しい業種

セキュリティが最優先されるため、高度なID管理とユーザー認証が必須。

対象顧客:中小規模企業(従業員100人以上)、不動産、金融、ヘルスケア