Adobe InCopy

共同編集ワークフローをスムーズに

全員で作業を同時進行。InCopyを使用すれば、デザイナーがAdobe InDesignを使用して同時に作業している間も、コピーライターと編集者は同じドキュメントにテキストへのスタイル適用、変更履歴を活用した作業、簡単なレイアウト修正ができます。お互いの作業が上書きされることはありません。


主な機能

  • 同時進行の共同作業ワークフロー— InCopyとAdobe InDesignとの緊密な連携により、ライターと編集者、デザイナーが、単一のドキュメントに対して同時に作業を行い、互いの作業内容が上書される心配のない同時進行ワークフローを実現できます。
  • 検索の強化—「前を検索」コントロールと「次を検索」コントロールによって、これまでよりも簡単にInCopyドキュメント内の特定のコンテンツを検索できます。
  • シームレスなアップデート— 最新バージョンのInCopyを使用してすばやく快適な作業を実現します。最新バージョンにアップデートする場合、ショートカットや環境設定を維持し、簡単に設定を移行できます。
  • 脚注— 段組をまたいで表示される脚注や、脚注が含まれるテキストフレームからのテキストの回り込みに対応した脚注を使用できます。
  • Adobe Fonts— Adobe Fontsのライブラリには、InCopyのフォントメニューからすばやくアクセスできます。環境にないフォントがドキュメントにあっても、InCopyならファイルを開くときに不足しているAdobe Fontsを探して、クリック1つで同期することが可能です。

 

  • ハイパーリンクの効率化— ハイパーリンクをより簡単で直感的に作成、管理できるようになりました。右クリックでハイパーリンクを作成してテストできます。ハイパーリンクを効率的に管理し、改良されたパネルで名前を編集できます。自動スタイル機能を使用すれば、レイアウト内のすべてのハイパーリンクが検出されます。
  • 柔軟なページの表示— そのときどきの作業に最適なビューで編集を行えます。ゲラビューは改行を100%正確に表示し、ストーリービューはより迅速なワードプロセッシングを可能にします。レイアウトビューではデザインの中でテキストを編集できます。
  • カラースウォッチフォルダー— カラースウォッチをプロジェクトごとにグループ化することや、他のアプリケーションのスウォッチのグループ分けを保持することによって、より効率的にカラースウォッチにアクセスして管理できます。
  • 表の改善— 表内の行と列をドラッグ&ドロップによって、新しい表に移動したり、同じ表内の別の場所に移動したりすることができます。
  • HiDPIおよびRetinaディスプレイのサポート— WindowsのHi-DPIおよびMacのRetinaディスプレイがサポートされたことで、テキストから複雑なアートワークまで、デザインのあらゆる要素を極めて鮮明に、活き活きと表示できるようになりました。

 

 

必要システム構成

Windows

  • インテルマルチコアプロセッサー(64-bit対応必須)またはAMD Athlon® 64プロセッサー
  • Windows 10(64ビット)バージョン22H2(Windows 11を推奨)
  • 8GB以上のRAM(16GB以上を推奨)
  • 3.6GB以上の空き容量のあるハードディスク。ただし、インストール時には追加の空き容量が必要(取り外し可能なフラッシュメモリを利用したストレージデバイス上にはインストール不可)、SSDを推奨
  • 1,024x768以上の画面解像度をサポートするディスプレイ(1,920x1,080以上を推奨)、HiDPIディスプレイのサポート
  • 新しいInDesignのタッチワークスペースを使うには、画面解像度が2,160x1,440以上で、Windows 10以降を実行するタッチスクリーン対応のタブレットまたはモニターを使用する必要があります(Microsoft Surface Pro 3など)。
  • 32-bitのビデオカード
  • 必要なソフトウェアのライセンス認証、サブスクリプションの検証、およびオンラインサービスの利用には、インターネット接続および登録が必要です*

macOS

  • インテルマルチコアプロセッサー、またはApple Silicon M1/M2プロセッサー
  • SSE4.2以降のSIMDエンジン
  • macOSバージョン13(Ventura)、12(Monterey)、11(Big Sur)、10.15(Catalina)
  • 8GB以上のRAM(16GB以上を推奨)
  • 4.5GB以上の空き容量のあるハードディスク。ただし、インストール時には追加の空き容量が必要(大文字と小文字が区別されるファイルシステムを使用している場合や、取り外し可能なフラッシュメモリを利用したストレージデバイス上にはインストール不可)
  • 1,024x768以上の画面解像度をサポートするディスプレイ(1,920x1,080以上を推奨)、Retinaディスプレイのサポート
  • 必要なソフトウェアのライセンス認証、サブスクリプションの検証およびオンラインサービスの利用には、インターネット接続および登録が必要*

 

FAQ

InCopyは単体で使用できますか?それともAdobe InDesignも必要ですか?

InCopyは、InDesignと組み合わせることによって、マルチチャネルのコンテンツ管理、編集、レイアウトのための包括的なソリューションとして使用できるように設計されています。この2つの製品を一緒に使用することにより、デザイナーとライター、編集者が単一の制作物に対して同時に作業を行い、互いの作業内容が上書される心配のない効率的な同時進行ワークフローが実現できます。
 

ライティングと編集の作業ではいつもMicrosoft Wordを使ってます。なぜInCopyに乗り換えた方がよいのですか?

InCopyを使用すると、効率アップを図り、スムーズに共同編集作業を行い、より簡単にコンテンツを完成させることができます。InCopyドキュメントでは、InDesignでレイアウトを行う前に、段落と文字のスタイルシートを使用して制作物の書式設定をしながら文章作成ができるので、Wordの書式設定とInDesignのページレイアウトフォーマットのすり合わせを行う必要がなくなります。しかも、InCopyでは作業しながらコピーフィットの状態を確認できるので、Wordでは不可能な、スペースやコラムのサイズに応じた文字数での文章作成が可能です。

 

InCopyは、ページレイアウトや制作にInDesignを使用するグラフィックデザイナーにとって、どんな関係があるのですか?

InCopyに搭載された編集ワークフローテクノロジーにより、デザイナーと編集者は互いの作業を邪魔することなく単一のInDesignドキュメントに対して同時に作業を行えるようになります。InCopyでは、100%正確な改行情報やページデザインに関する最新のビジュアルフィードバックを得ることができるので、編集者は文章とデザインの相互関係を見ながらテキストのコピーフィットを行うことが可能です。この同時進行ワークフローのサポートにより、レビュー回数を減らして改訂サイクルを短縮することができ、究極的には短期間で制作物を発行できるようになります。また、コピーフィットを編集者が自分の手でコントロールできるようにもなります。
 

InCopyには、大規模なパブリッシング環境向けのソリューションがありますか?

はい。InCopyを中核としたカスタムソリューションの構築が必要なお客様には、世界中どこでも、システムインテグレーターがInCopyおよびInDesignに準拠したパブリッシングシステムをご提供します。

 

* ユーザーの皆様へ:この製品のライセンス認証をおこなって使用するには、インターネット接続、Adobe ID、使用許諾契約への同意が必要です。本製品は、アドビまたはサードパーティのオンラインサービスに連携またはアクセスできる場合があります。アドビのサービスは、13歳以上のユーザーのみを対象としており、その使用には追加の利用条件およびアドビのプライバシーポリシーに同意していただく必要があります。これらのアプリケーションとサービスは、国や言語によっては提供されていない場合や、ユーザー登録が必要な場合があり、予告なく変更または中止となることがあります。また、追加料金やメンバーシップ費用が適用される場合もあります。